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本日より

代表ブログとしてスタートすることになりました。 よろしくお願いします! 本来であれば第1回目ということもあり、テニスの事を書きたいと思いましたが、 今日は私たち指導者も危惧している「子どもの体力の現状」について書きたいと思います。 以下が文部科学省のホームページより抜粋したポイントです。 項目の下にコメントしたものが私の見解です。 ①子どもの体力・運動能力は昭和60年頃から現在まで低下傾向が続いている。 私も大学生の頃から子ども達の指導をしていますが、確かにこの年代位からボールを投げる・捕る、高く飛ぶ、真っすぐ走る、バランスを保つといった動作が上手くいかない子どもが増えたように記憶しています。外で遊ぶ機会の減少、外で遊ぶ環境の減少も原因の一つだし、何より、お父さんと子どもがキャッチボールをする姿が全くなくなってしまったなとも思います。 ②体を思うとおりに動かす能力の低下が指摘されている。 9歳から12歳位まで脳神経系と持久力が一番発達すると言われているゴールデンエイジと呼ばれています。この時期にコオーディネーション能力を向上させることが非常に大事です。コオーディネーション能力とは、自分の身体を思うように動かせるようになる能力のことで、この能力は、第1段階の平衡能力~第2段階の定位分化能力・反応リズム能力~そして第3段階の運動結合変換能力と3つの段階と4つの階層で定義されています。この能力を向上させるコオーディネーショントレーニングを行うことによって、運動能力の開発・向上、運動機能の改善が図れます。また、運動だけでなく学ぶ力も育めます。単に運動能力の低下と言っても、運動を行うための基礎であるコオーディネーション能力を向上させないと、走る・投げる・捕る・飛ぶ・バランスを保つなどは上手くいきません。 私たちが幼少の頃は、外で遊び公園にあった遊具そのものが自然とコオーディネーション能力を向上させてくれる環境でした。父とキャッチボールも沢山しました。 そう考えると今の環境は決して良いとは言えないですね・・・。 現在、テニス界では錦織選手が体格やパワーで上回る世界の強豪と互角以上の戦いを繰り広げていますが、錦織選手もジュニア期にはコオーディネーショントレーニングに励んだそうです。 ちなみに錦織選手と女子の伊達選手は、他の国内選手と体力テストの結果はほぼ同じだそうですが、このコオーディネーション能力は群を抜いているそうです。 また、サッカー日本代表FWの岡崎選手は、当時国内の所属クラブを解雇寸前でコオーディネーショントレーニングに取り組み始めてから能力が開花したという話も聞きました。 ③肥満傾向の子どもの割合が増加しており、高血圧や高脂血症など将来の生活習慣病につながる恐れがある。 これは体力の低下だけではなく、食生活の問題もかなりあると思います。 食の欧米化、コンビニの普及などによって、私たちが幼少期の頃と比べて、利便性が増したことによりチョイスできる物が多くなったのも原因の1つと言えるでしょう。体育と食育をバランス良く考えていきたいですね。 ④体力の低下は、子どもが豊かな人間性や自ら学び自ら考える力といった「生きる力」を身に付ける上で悪影響を及ぼす。 ⑤創造性・人間性豊かな人材(財)の育成を妨げ、社会全体にとっても無視できない問題。 この2つに関しても、体力の低下だけではなく、親の問題もあると思うので非常にナーバスです・・・。 私たちはテニスコーチですが、テニスという枠を超えて、スポーツという大きい枠で考えていかなければいけないと思っています。こういった問題に対してエリステニスクラブが取り組んでいることは、コオーディネーショントレーニングの推進、啓発、コーディネーショントレーニングプログラムの開発、コミュニケーションの場を増やす、食育、スポーツマンシップ、挨拶、礼儀、返事などのマナーなどです。 テニスというスポーツを通して学び、社会で通用する人間になって世の中から必要とされる人間を目指す!というテーマに基づいて指導しています。 ちょっとカッコ付けた言い方になってしまいますが・・・(笑) 『スポーツライフクリエイター』を目指します!

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